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2009年6月14日 (日)

模型誌とカーモデル

この週末は,何だか飲酒の機会が多かったりして,制作に回せる時間が無いのですが,最近思うところを。

何よりも国内の自動車模型誌といえば「モデルカーズ」ですが,ここ数ヶ月で非常に薄くなったのが気になっています。
私はNO.30頃までの紙面構成が大好きで,特にNO.15のコルベット特集号は私のバイブル的な存在になっています。
同誌がミニカーに寄っているのは,仕方の無いことだと思っているのですが,数少ない製作記に,せめてボディ調色の記述を載せるようにしていただくと有り難いですね。
切った貼ったの加工なんてのは,自分で考えれば簡単に分かるんですから。

他の自動車模型誌といえば,「モデルアート」増刊の「オートモデリング」が挙げられます。
モデルアート増刊シリーズには,とても商業誌とは思えない出来栄えの書籍も多いのですが(「もっと知りたい!ハウツー・エアブラシ」の誤植は,笑いを通り越して色々と心配になるほどでした),何だかんだでカーモデラーにとっては読んでいてタメになる記事も多く,出たら必ず買ってしまいます。
あつたゆきお氏が健在の内は今の状況が続くのでしょうが,肝心のあつた氏のテクニック自体,現在のカーモデル技法からは大分取り残されている印象があり(クレオスの缶スプレーでクリアコート研ぎ出しをする上級者はあまりいないと思います),そろそろ転換期にきているのではないでしょうか。

そうなってくると,やはり「ホビージャパン」増刊の「カーモデリングマニュアル」が,紙面の質・作例の多さから,頂点に位置することになるのですが,やはりこちらも一戸一派の支配体制というか,新人ライターの登場が殆ど無い状況が気になります。
まぁ,これは「ホビージャパン」本誌の体質がそのまま別冊に反映されているだけなんでしょうが。

カーモデルのジャンルは,プロとアマチュアとの境界が非常に大きい分野だと思います。
職業的作家は,安価な原稿料で模型誌に作例を載せるよりも,工房でオーダーを淡々とこなすことに力を注いでいるという印象です。
商業誌に顔を出すモデラーでも,メインの活動場所はブログだったりしますし(この状況は他のジャンルでも同様か),模型誌の収益構造自体を変換しない限りは,「模型誌」というジャンルそのものが新製品情報紹介媒体としての役割しか果たさないものになりかねません。
そして,その中でも一般購買層が少ないカーモデルという分野は,真っ先に淘汰されるように思えてなりません。

10年後に,カーモデル作例が掲載されている雑誌が書店に残っていることを祈ります。

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