開始
今回は,コルベットではないどころか,国産車です。
デリカ スターワゴンの91年式です。
このクルマは,今は廃車となってしまいましたが,私が小学生の頃,父親が新車で購入したもので,以来私の家族の余暇を永きに渡り支えてきたクルマです。
私が運転免許を取ってから初めて運転したクルマでもあり,今考えると,初心者マークをつけたデリカが近くを走っていたら怖くて仕方が無いと思うのですが,当時を懐かしみながら作りたいと思います。
資料は,オークションで購入した当時の実車パンフレットと,捨てずに保管しておいた整備手帳,そして,家族それぞれの持つ「記憶」です。
今回,この「記憶」があやふやで(廃車としてから,もう5年ほど経つのです),その上,所有していた個体そのものの写真も殆ど残っていないため,先行きが若干不安です。
キットは,既に絶版となった,アオシマの「アーバン4WDシリーズ」のものです。
今でも,「ミニバンシリーズ」へとシリーズ名は変わっていますが,ほぼ同じ構成のものが入手できます。
手元のキットは,デカールが死んでいたのですが,改めてアオシマにミニバンシリーズ付属のデカールを部品請求することができました。
当時物のキットのため,金型の痛みなどもないはずですが,それでも若干のパーティングラインが見られたため,ちまちまと処理します。
ハセガワの「サーフェスナイフ」が大活躍です。
キサゲ作業をするには,デザインナイフの類では刃が薄いため,刃がワーク(作業の対象物)からはじかれてしまう,「ビビリ」現象が出やすく,他方で,彫金用のキサゲは,模型用途には刃が大きすぎるため,細かい作業をしやすい「サーフェスナイフ」は,本当に有り難いのです。
ボディ全体の印象は,古い設計のものにしては非常に再現性が高く,モールドもくっきりはっきりしていて,驚きました。
本当に,こんな所までよく再現したな,と驚かされるほどです。
おそらくアオシマのスタッフに,デリカ乗りがいたのではないでしょうか。
デリカへの大きな愛を感じる造形です。
それでも,ドアのプレスラインなどは,ウレタンクリアまで吹いて仕上げることを考えると,もう少しエッジを出した方が良いと思ったので,若干削りこみをして,シャープにしました。
また,例によって筋彫りを深くしています。
BMCタガネの0.15ミリを使用しました。
その後,キサゲ作業や筋彫り作業でできてしまった傷を埋めます。
溶きパテを爪楊枝で塗って処理しました。
溶きパテについてですが,私は,タミヤのラッカーパテを,カンペの「ラッカー薄め液」でマヨネーズのような感じに溶いて使用しています。
タミヤセメントの空き瓶に作り置きしていますが,付属の刷毛が使えて便利です。
ドアの鍵穴などは,0.8ミリ径のピンバイスで開口しました。
クリア塗装まで終わった後,0.6ミリ径の洋白線を埋め込む予定です。
と,ここまでおよそ3時間程度の作業時間ですが,今回こそ3か月で仕上げたいと思います。
目標は,7月中の完成ですかね。
となると,クリア塗装時のカブリが気になるので,ボディだけ梅雨が来る前に仕上げましょうか。
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