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2009年5月

2009年5月12日 (火)

仮組み

パテが乾くまでの間に,他の部分を弄ります。

とりあえず,4輪接地を確認したかったので,足回り等,必要最低限の組立てを行い,シャシーとバスタブ,ボディを組んでみました。

P1010435 例によって鏡の上に乗せて,状態を見ます。

90年代前半のキットなのに,ちゃんと,シャシーとボディに,かみ合わせの爪があるんですね。
爪がガッチリかみ合って,キットの設計ミスということでもない限り,4輪が接地しないということにはなりにくい構造になっています。
それどころか,車高調整すら不要というわけです。
良く考えればタミヤ等の国産キットでは当然のことなのですが,普段アメプラばかり作っている身としては,このような点にも軽い衝撃を受けます。

P1010436 真横から見ると,何だか妙に車高が高いように見えますが,4WD車ですからある程度の車高は当然です。
むしろ,改めて実車パンフレットを見ると,意外なほど車高が高いことに気付かされました。
斜めから見ると,むしろ実車通りの印象ですし。
現時点ではカンガルーバンパーなどの外装品が全く付いていないことも,車高が高く見える要因でしょうね。

久々の国産プラモで,意外なほどサクサクと進むのに少々戸惑っていますが,この調子で完成まで一気に持って行きたいものですね。

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2009年5月10日 (日)

サフ1回目

P1010433 クレオスの1000番缶サフを吹きました。
これから2度3度とサフ吹きを繰り返しますが,初めの1回は缶でブワっと吹いてしまいます。
限界まで塗膜を薄くしようとすれば,初めからエアブラシでサフを薄く吹き重ねる方がベターなのでしょうが,理論上は兎も角,実際にはそれほど塗膜が厚ぼったくなることもないので(異常なほど厚吹きすれば別ですが),手軽さを優先して缶サフを使っています。
むしろ,塗膜の薄さが最優先になるケースでは,いっその事サフを吹かないで処理すべきでしょうね。
いずれにせよ,カーモデルでサフを吹かずにボディを塗るということは考えにくいので,私にはあまり縁のない問題ではありますが。

ちなみに,塗装時の持ち手として,栄養ドリンクをボディ裏に両面テープで固定して使用しています。
屋根付きのクルマを作るとき,私は大抵この方法で持ち手を作っていますが,弱い両面テープを使用すると,塗装中等に外れてしまうことがあるので,強力タイプと銘打っているものを使用する方が良いと思います(塗装終了後に剥がすのは大変ですが)。

P1010431 吹いた塗料が乾燥したら,写真のように,キャップだけ残して瓶を外してしまえば,サフ研ぎの邪魔にもなりません。
再塗装するときに,再び瓶にキャップを嵌めて,再度持ち手とすることができます。

1回目のサフで傷等が浮かび上がってきたので,プラパテを擦り込んで改めて乾燥させます。

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2009年5月 9日 (土)

表面処理

小さい傷を埋めるためのプラパテを塗ってから1週間ほど経過し,乾燥も済んだと思われるので,パテを塗った部分を400番のペーパーで成形します。
傷に擦り付ける感じで極薄く塗った物であれば,1日置けば乾燥時間としては十分だと思われます。
逆に,1週間経っても乾燥しないほどに厚くプラパテを塗ってしまったような部分は経年変化が怖いので,他の素材で傷を埋めるべきでしょうね。

プラパテの経年変化というのは,奥深い問題で,単に溶剤の揮発という問題だけでなく,材質の硬度の違い(素材そのものの密度が低いと言えば分かりやすいでしょうか)など,プラパテを厚塗りした場合の経年変化は決して侮れません。
1年経ってからクリアコートした塗面がパテとプラとの境界でひび割れるなんてこともしょっちゅうです。

この点,パテの類で最も信頼できるのは,瞬着パテでしょうかね。
10年程度では,改造部分がひび割れるなどという現象も起こらないようです。
エポキシパテやポリパテも,完全硬化した後であれば,経年変化という意味では瞬着パテ同様に信頼できるのですが,硬化安定するまでに1週間以上要することもあり(主剤と硬化剤の比率を目分量で計測することが多いため,必然的に常に一定の硬化時間を予想することができないのです),完全硬化前にクリアコートまでしてしまって,後からひび割れが起こったという経験を持つ身としては,硬化時間の予測可能性という点で,長くとも1日経てば安定する瞬着パテに軍配が上げることになります。

ついでに言うと,メタルキットなどでは,ハンダも信頼性の高い素材で,フラックスを十分に揮発させてしっかりと行ったハンダ付けであれば,10年程度の経年には十分耐えます。
逆に言えば,フラックスを十分揮発させた上でのハンダ付けという,比較的高度な技術を要する(フラックスが残っていると,経年変化でひび割れたりする)ため,扱いの容易さという点で,少々難点があるのです。
この点,「ハンダだと経年変化が怖いのでキットのメタルを溶かして盛る」なんてことを言っている人がいますが,ハンダそのものの材質はかなり安定性の高い素材なので,厳密には記述の正確性に疑問があります。
キットのメタルの硬度がハンダの硬度と大きく違う場合に,硬度の差によって経年変化が生じる可能性があるため,それを考慮してキットのメタルを溶かして使用するという趣旨が正確だと思います(私個人としては,ハンダとメタルとの硬度差のみを原因として経年変化が起こるのではなく,主にフラックスの残留の問題だと考えていますが。)。

話が随分と脱線しましたが,400番のペーパーでパテ部分を整形する際は,完全に面一にするのではなく,うっすらとパテが残る程度にしておきます。
これはペーパーがけの技量の問題もあるでしょうが,私の場合,400番でパテ部を完全に整形しようとすると,折角擦り込んだパテまで持っていかれてしまうことが多いのです。

その後,足付け(塗料の乗りを良くするためキット表面を荒らすのです)や,小さなヒケ取り(インジェクション成形されたプラスチックキットは,肉眼でぱっと見た以上に表面がでこぼこしているものです。),そして400番でついた傷を消すために,800番のペーパーをボディ全体にかけます。

P1010429800番までペーパーをかけたら,流水と歯ブラシで洗浄し,サフに備えます。
写真は洗浄直後のボディです。
明日の日中には,クレオスの1000番缶サフを吹く予定です。

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2009年5月 6日 (水)

リアステップ

前回の記事でも書いたように,キットの造形は非常に良くできているのですが,数少ない不満点の一つが,このリアステップです。

P1010369P1010373web  実車は,リアバンパーと一体となった樹脂製のものが付いており,タイル状に滑り止めが,たて4個,横15個ずつ成型されています。
しかし,キットでは,この滑り止めが再現されておらず,つるつるなのです。
意外と目立つ所なので,それらしく再現してやろうと思います。

P1010370その前提として,まず,リアステップ部分にある大きなヒケを消しておきます。
ペーパーがけだけでは消えそうもなかったので,パテ埋めします。
瞬着パテを薄く塗り,乾燥後,320番のペーパーで仕上げました。
この上から色々と貼ったり塗ったりするので,この程度の仕上げで十分です。

P1010405 滑り止めモールドには,エバーグリーンの0.5mm×1mmのプラ板を使いました。
こいつを,1.4mm幅に切り出し,タイル状のモールドとします。
4個×15個で60個切り出す必要があるのですが,とても同じ大きさの物をこれだけ大量に切り出すことはできません。

P1010412そこで,写真のような治具を自作しました。
上辺のプラ角材に沿ってプラ板を置いて,左上部の隙間からナイフを入れると,決まった大きさに切り出すことができるようにしました。
ナイフを入れる角度が一定である必要があるので,治具としての性能はイマイチですね。

P1010404 ちまちまとプラ板を切り出します。
予備も含めて70個ほど切り出しました。
この中から大きさの良いのを選んで使います。


P1010425P1010426 ノギスで中心を測り,中心となるプラ材を接着します。
モールド間の隙間は,縦1mm,横0.5mmとしました。

はじめは少量のプラセメントを爪楊枝で塗って接着し,位置決めができたら流し込み式の接着剤で固定します。

P1010427 隙間が均等になるように,別途切り出したプラ板をゲージとし,その間にプラ材を詰め,接着して行きます。
写真は全てのプラ材を貼り終わったところですが,改めてみてみると,厚みが気になったので,接着剤の乾燥後,0.2mmほどの薄さまで削りこみました。
その後,各プラ材のエッジを削り落として,樹脂で成型された感じを出します。

P1010428 様子を見るために,サフを筆塗りしてみました。
Studio_Rossoの渡部氏などは,このようなサフも逐一エアブラシで吹いて確認しているようですが,私は不精して筆でやっつけます。
上村氏だって筆塗りしてますし・・・
兎に角,良い感じに貼れたようなので,この後ペーパーで成形して仕上げます。
あまり精密にしなくても,つや消し黒で塗る箇所なので,それほど目立たないでしょう。

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2009年5月 4日 (月)

開始

今回は,コルベットではないどころか,国産車です。
デリカ スターワゴンの91年式です。

このクルマは,今は廃車となってしまいましたが,私が小学生の頃,父親が新車で購入したもので,以来私の家族の余暇を永きに渡り支えてきたクルマです。
私が運転免許を取ってから初めて運転したクルマでもあり,今考えると,初心者マークをつけたデリカが近くを走っていたら怖くて仕方が無いと思うのですが,当時を懐かしみながら作りたいと思います。

P1010363 資料は,オークションで購入した当時の実車パンフレットと,捨てずに保管しておいた整備手帳,そして,家族それぞれの持つ「記憶」です。

今回,この「記憶」があやふやで(廃車としてから,もう5年ほど経つのです),その上,所有していた個体そのものの写真も殆ど残っていないため,先行きが若干不安です。

P1010362 キットは,既に絶版となった,アオシマの「アーバン4WDシリーズ」のものです。
今でも,「ミニバンシリーズ」へとシリーズ名は変わっていますが,ほぼ同じ構成のものが入手できます。
手元のキットは,デカールが死んでいたのですが,改めてアオシマにミニバンシリーズ付属のデカールを部品請求することができました。

当時物のキットのため,金型の痛みなどもないはずですが,それでも若干のパーティングラインが見られたため,ちまちまと処理します。
ハセガワの「サーフェスナイフ」が大活躍です。

キサゲ作業をするには,デザインナイフの類では刃が薄いため,刃がワーク(作業の対象物)からはじかれてしまう,「ビビリ」現象が出やすく,他方で,彫金用のキサゲは,模型用途には刃が大きすぎるため,細かい作業をしやすい「サーフェスナイフ」は,本当に有り難いのです。

P1010365 ボディ全体の印象は,古い設計のものにしては非常に再現性が高く,モールドもくっきりはっきりしていて,驚きました。
本当に,こんな所までよく再現したな,と驚かされるほどです。
おそらくアオシマのスタッフに,デリカ乗りがいたのではないでしょうか。
デリカへの大きな愛を感じる造形です。

それでも,ドアのプレスラインなどは,ウレタンクリアまで吹いて仕上げることを考えると,もう少しエッジを出した方が良いと思ったので,若干削りこみをして,シャープにしました。

P1010367P1010366_2 また,例によって筋彫りを深くしています。
BMCタガネの0.15ミリを使用しました。
その後,キサゲ作業や筋彫り作業でできてしまった傷を埋めます。
溶きパテを爪楊枝で塗って処理しました。
溶きパテについてですが,私は,タミヤのラッカーパテを,カンペの「ラッカー薄め液」でマヨネーズのような感じに溶いて使用しています。
タミヤセメントの空き瓶に作り置きしていますが,付属の刷毛が使えて便利です。

P1010368 ドアの鍵穴などは,0.8ミリ径のピンバイスで開口しました。
クリア塗装まで終わった後,0.6ミリ径の洋白線を埋め込む予定です。


と,ここまでおよそ3時間程度の作業時間ですが,今回こそ3か月で仕上げたいと思います。
目標は,7月中の完成ですかね。
となると,クリア塗装時のカブリが気になるので,ボディだけ梅雨が来る前に仕上げましょうか。

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