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2008年12月

2008年12月24日 (水)

赤くて小さい奴

とりあえず自作予告ということで。

以前「次は小さくて赤い物が作りたい」といった端から,ピラニアモデルのフェラーリ250GTOを紹介しておきながら,またもやコルベットです。

P1000932 プロバンス・ムラージュの577番(青箱),コルベットSR-2です。
実車の解説はおいおいして行きますが,SR-2というのは「セブリング・レーサー2」の略称でして,当然2の前には「SR」と呼ばれる個体もあります。
で,「SR」と「SR-2」がよく似ているので,このキットもSRとの共通パーツ多数です。

若干平べったい印象も受けますが,全体のプロポーションは非常に良くできてると思いますので,このまま作りたいと思います。

P1000926 顔つきも完璧とは言えませんが,まぁ,塗装すれば気にならなくなる程度の違和感ですね。


P1000927 この辺の処理が一つのポイントでしょうか。
スリットを全て抜きたくなる衝動が・・・
ボンネットストラップも綺麗な彫刻で勿体無いのですが,削り落として別パーツ化ですかね。

P1000928 実車ではヘッドレスト後部のフィンが大きな特徴なので,もうちょっとシャキっとさせたいところです。


P1000930 経年変化でシャシーが歪んでおり,ボディと合わせようとしたら割れてしまいました。
いずれにせよここは作り直さないといけない箇所ですね。
シート等,内装のモールドはさすがに綺麗なものです。

P1000931 タイヤはゴムではなく,樹脂製のもの(ABS?)が入っていました。
内径がアルミ引物ホイールの外形と合わないので,調節が必要になりそうですが,加工自体はゴムよりもずっと楽ですね。
ちなみに当初,ゴムが少々硬くなっているのだと勘違いしてホイールを力技で嵌めようとして,1個割ってしまいました。

ざっと上げた所,改修が必要な所もそれほどなさそうですし,前作よりはずっと短期間で完成しそうな気がします。
目標は3ヶ月ですね。

とりあえず作業机周りも一度大掃除をして(私は1作完成する度に,塗装ブースのフィルターを交換したり,エアブラシのメンテナンスをしたりして仕切りなおしています),実作業に入るのは正月休みでしょうかね。

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2008年12月23日 (火)

最終組立て

完成したパーツを組み立てていきます。
強度が欲しい所は塗装を剥がしてプラセメントを使ったり,強度の不要なところはタミヤエナメルのクリアーを使ったりと,適材適所で接着剤を使用することがポイントです。
私は主に1分硬化型のエポキシ系接着剤を使います。

P1000892 シャシーとバスタブを組み付けたボディをあわせてみると,イマイチ高さが合わない気がしたので,調節します。バスタブの底面にタミヤエナメルの黒を塗り,シャシーと合わせてみて,シャシーに塗料がついた部分が干渉しているので,その部分を削って合わせます。

そしていよいよ完成です。

製作開始が今年の2月9日ですから,11か月近くも費やしたことになります。
事務所の移籍や引越し等,途中で手が止まってしまう期間も長かったのですが,来年はもう少しサクサク作って行きたいと思います。

とりあえず適当に撮影した画像を載せますが,後日ちゃんと撮影したいと思います。
 

P1000898

P1000900

P1000903

P1000909

P1000921P1000916P1000911P1000914P1000920P1000924  

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2008年12月21日 (日)

クリアパーツ

キットでは省略されている(こればっかりだ)クリアパーツを作ります。
リアのコンビネーションランプだけはかろうじてキットに準備されていたので,これを整形して使います。

サイドマーカー等は0.5ミリ厚の透明プラ板の現物合わせで比較的簡単に作れましたが,フロントの縦線モールドが入ったライトカバーの材質には悩みました。

結局,100円ショップで購入したCDケースを使用しました。
厚みが気になる所ですが,縦線モールドが簡単に表現できる点を優先しました。
厳密には縦線の本数も実車と異なるのですが,そこは雰囲気優先と言うことで。

P1000887

作成したクリアパーツは,左右で区別がつくように分けておきます。
「D]とある方がドライバーズシート側という意味です。
「右」等として印をつけると,どちらから見て右なのか,後から分からなくなってしまうからです。


P1000876 ウレタンクリアーを吹いたら曇ってしまったフロントウィンドウは,幾ら磨いても結局曇りが取れませんでした。
よく見ると,プラの表面が侵されているようだったので,一度クリアー層を削り落としてから,再度フィニッシャーズのオートクリアーを吹いた後,コンパウンドで磨いて,何とか透明度が回復しました。
その後,裏からシェード部分にスモークを吹いておきました。

P1000880  P1000879
今回初めて経験したのですが,ウレタンクリアーはスチロールを侵すようです。
そういえば以前,「ウレタンはプラを溶かすからプラモには使えない」などということがまことしやかに囁かれていたことがありましたが,これは一面では本当のことだったのでしょう。
普段はプラの上に何層もの塗膜が乗っているため,ウレタンクリアーで最終コートしても影響が無かった物と思われます。
ためしに,改めてジャンクのクリアパーツにウレタンクリアーを吹いてみましたが,やはり思いっきり曇りました。
画像左がアリイのもので,左側が曇っています。
右半分にはクレオスのクリアーが厚めに塗ってあったため(以前クリアパーツがラッカー系塗料で侵されないかテストするのに使ったのです),その部分は侵されずに済んだようです。
そういえば,今回のフロントウィンドウも,所謂ハチマキデカールを貼った部分にはオートクリアーを厚めに吹いておいたためなのか,殆ど曇らずに済んでいます。
画像右はレベルのクリアパーツに直接ウレタンを吹いた物で,やはり思いっきり曇っています。あまりに綺麗に曇りすぎて,曇りガラスの表現として使えそうなほどです。

P1000888 気を取り直して,クリアパーツを接着しました。
フロントのレンズカバーも,予想より良い雰囲気になりました。
なにより反射鏡部分を掘り込んでアルミテープを貼っておいたことの効果が大きいですね。
キットそのままの雰囲気とでは格段に違います。
P1000890
クリアパーツの接着には,透明エポキシ接着剤を多用します。
左側はコニシの「ハイスピードエポ」で,硬化後淡色透明になるタイプですが,1分で硬化し,使い勝手が良いため愛用しています。
右側はセメダインの「エクセルエポ」で,5分硬化ですが,硬化後は無色透明になる上,はみ出してもエナメルシンナーで簡単に拭き取れたり,硬化後も爪楊枝で簡単に剥がせたりするので,良い仕上がりが要求される部分で活躍します。
ちなみにコニシの「エポクリアー」を以前使ったことがありますが,5分硬化と謳いながら常温だと24時間経っても完全硬化しない上,硬化後綺麗に剥がすこともできず,上記2点の短所を合わせた様なものなので,お勧めしません。

これで全てのパーツが作り終わりまいた。
あとは各パーツを接着して完成です。

「次回,最終回」

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ミラー

キットでは完全に省略されているミラーを作ります。

サイドミラーはボディから生えているように見える構造の物で,キットではボディと一体に造形されていました。
新規に別パーツを自作するのと迷いましたが,今回はキットにモールドされている物を整形して対応しました。
具体的には,塗装に入る前に,ボディとの境目(ステーの部分)を一段掘り込み,また,ミラーのはまる部分も掘り込んでおきました。

P1000690 そして,まずはサイドミラーにマスキングテープを貼り,掘り込んでおいた部分に合わせて油性ペンでなぞります。

これを型紙にして,0.15ミリ厚の洋白板を切り出します。
この程度の厚さの洋白なら,事務用のハサミでも普通に切ることができます(といっても,ハサミの切れ味は非常に低下してしまいますが。)。

P1000826 洋白板の厚さは私にとってはこれがベストで,これより薄いと整形時にゆがみやすく,厚いと加工が面倒になるのです。
事務用のハサミで簡単に切れる厚さであれば,ギリギリの大きさに切り出して,ヤスリでの整形を省くことが可能です。

ちなみに,金属板をハサミで切り出すときは,どうしても歪みが生じてしまいます。
しかし,私の経験上,歪みが生じるのは切り出す元の板の大きさと,切り出した部分の大きさとで,小さい方が歪むということが非常に多いのです。

そこで,この現象を利用して,ハサミでの切り出しのみで金属板の加工を簡単に済ませることが出来ます。
つまり,一枚板からおざっぱに部品を切り出すときは,切り出した部品の切断辺付近が歪んでしまうので,必要な大きさより大きめに切り出します。
そして,そこから更に歪んだ部分のみを取り除くべく切り出すときは,今度は切りカスの方が歪むため,残った必要部分は歪まないというわけです。
写真などで説明できると分かりやすいのですがね。
機会があったらまた説明したいと思います。

P1000860 次に,きっとでは省略されているルームミラーを作ります。
ロードスターで目立つ所だけに,きっちり再現したいと思います。

まず,0.5ミリ厚のプラ板をルームミラーの大きさに切り出し,これを型紙代わりにして,0.3ミリ厚のプラ板を切り出します。

P1000861 切り出した0.3ミリプラ板を,ミラーがはめ込まれる大きさに開口します。
四隅は1ミリ径のドリルで開け,これをナイフで繋いで整形しましたが,柔らかくふにゃふにゃしてしまうため,非常に整形が面倒でした。
先に開口を済ませてから外周を切り出す方法を採るべきでしたね。
これを先ほどの0.5ミリ厚プラ板と接着して,ミラー本体を作ります。P1000875 洋白板から切り出したサイドミラーとルームミラーの鏡部分は,金属板に瞬間接着剤で接着し,表面を磨きます。
磨き終わったら,アセトンなどの瞬着剥がし液に漬けて,自然に剥がれるのを待ちます。
無理にナイフではがそうとしたりすると,折角のミラーが歪んでしまったりするからです。
P1000878 磨き終わったミラーには,曇り止めのためにメタルプライマーを塗っておきます。
どこかでメタルプライマーは経年変化で黄変するという話を聞いたことがありますが,磨いた金属の保護のために薄く塗る程度では,全く気にならないと思います。

P1000883 洋白板をルームミラー本体にはめ込んでみました。
爪楊枝の先端が写ります。
ちなみに,ステーは伸ばしランナーで作ってあります。



P1000886 サイドミラーはこんな感じになりました。
多少の研ぎ出しの不便さなどもありましたが,これはこれで良いと思います。
勿論,初めからキットが別パーツで準備してくれているのが最高なのですけどね。

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2008年12月19日 (金)

ホイールとエンブレム2

    勢いに乗って2連続更新です。
ホイールとエンブレムを仕上げます。

P1000804 まずは前回の続きで,表面をペーパーで仕上げます。





P1000805_2中央の穴部分んp角はは直角ではなく,丸くなっているため,角を落とします。
使っているのはハセガワのサーフェスナイフです。
所謂キサゲの小さい物で,細部のキサゲ作業に重宝します。
カーモデラーなら1本持っていると非常に使い出があるためお勧めです。


P1000807 ボルトのモールドがなくなってしまったので,作り直します。
まず,パソコンでホイール中央の穴と同径の正五角形の図面を作ります。





P1000810P1000809 この図面を水糊を使って貼り付けます。
水糊は水をつけた綿棒でこすれば簡単に落ちるので,意外な所で重宝します。




P1000819

P1000824_2

貼り付けた図面に合わせて,1.2ミリドリルで穴を開けます。





P1000828 クレオスのメッキシルバーで塗装し,自作デカールを貼った後,タミヤエナメルでコートします。
ウレタンでコートしても輝度は殆ど変わらないのですが,ウレタンだとどうしても塗膜が厚くなりがちなので,エナメルを使うことが多いです。
キャラクターモデルなら兎も角,カーモデルでは完成後に触ることが殆ど無いので,エナメルの塗膜の弱さは殆ど気になりませんし。

P1000851

クリアーの乾燥後,ボルトを埋め込むわけですが,ボルトの素材には,アドラーズネスト製のボルトヘッド六角を使用します。
Mサイズで,対辺の長さは1ミリです。
同社の製品にはガンプラ等のキャラクターモデル向けの物が多いのですが,カーモデルにも使えるパーツが多数ある上,精度が非常に高いので気に入ってます。

  P1000852_2 P1000855_2
 これを,適当な大きさに切ったプラ片に取り付けます。

そして,このプラ片をホイールの裏から接着します。



P1000873 タイヤに装着してみた状態です。
奥まった部分にはタミヤアクリルのつや消し黒で墨入れしておきました。
ちなみに,水性ホビーカラーにも同じことが言えるのですが,所謂水性アクリルは,エナメルと比べると,乾燥後にシンナーで拭き取ることが非常に困難になります。
そのため,シンナーと綿棒を手元に用意しておき,はみ出したら直ぐに拭き取るようにします。

P1000811 次にエンブレムですが,表面を整形した後,クレオスのメタルプライマーをシンナーで3倍ほどに希釈した物を,爪楊枝で塗っておきます。
塗料と基材が異なるためか(塗料の基材には一般的にはアクリルが使用されているのですが,プライマーはエポキシが使われることが多いです),爪楊枝で適当に塗っても,乾燥後にムラになることは殆どありません。

P1000827 プライマーが乾燥したら,フィニッシャーズのファンデーションホワイトを吹いておきます。
この上から自作デカールを貼るのですが,透明フィルムにインクジェットプリンタで印刷した自作デカールは,下地がモロに透けてしまうためです。



P1000877 自作デカールを貼り,上からウレタンクリアーの原液を盛り付けるように塗りました。
非常に満足のいく仕上がりになりましたが,タミヤ等,メジャーなキットであればサードパーティーからエッチングが発売されて楽できるのに・・・と,毎回悔しい思いを強いられています。

いよいよ残す所は後わずかとなりました。
なんとか年内に完成できたら良いなと思います。

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黒塗装

モールやトノカバーなど,黒い部分を塗装します。

P1000838 テープでマスキングするのですが,その際,デカールの上は紙などで保護します。
いくらクリアコートしてあるとは言え,テープを剥がしたときにクリアーと一緒にデカールが持っていかれてしまったら致命的ですからね。
また,テープは一度手の甲に貼るなどして,粘着力を弱めておきます。
特にウレタンクリアーは食いつきが弱い上に塗膜が強いので,どこか一箇所が剥がれてしまうと,そこからぺりぺりっと剥がれてしまうことが多いためです。
ただ,冬場は手の甲も乾燥しがちで,作業後は,とても荒れてしまいました。

P1000841 とりあえずテープを適当に貼ったら,筋彫りに沿ってナイフでテープをカットします。筋彫りをアホみたいに深くしてあるため,簡単な作業ですが,万一塗膜を傷つけた場合のことを考えると,非常に緊張する作業には違いありません。
黄色のボディカラーにオレンジのテープを貼っているため,写真では分かりにくくて申し訳ありません。

ちなみにマスキングテープは,3M製の物をタミヤのケースに詰め替えて使っています。
3Mのテープはタミヤの物とほぼ同じ品質で,単価が圧倒的に安いため,湯水のように使うことができます。おそらくタミヤのマスキングテープは3MのOMEなのでしょう。

P1000843

カットしたら,ピンセットを使って丁寧に剥がします。

剥がしたら,境界部分を爪楊枝などを使って,改めて密着させます。


P1000846 密着させたら,直ぐに塗装に入ります。
テープの伸縮性の影響で,時間が経つと,密着させた部分が剥がれてきてしまうことがあるためです。

最初は,境界部分に薄く砂吹きのイメージで塗料を乗せます。
いきなりドバっと吹くと隙間から塗料が洩れてしまうリスクが高いので,まずは境界部分を埋めるイメージで,吹いて直ぐに乾燥する程度の塗料を吹いておくのです。
この意識はマスキング作業の結果を非常に大きく左右するものだと思います。
私はこれを意識するようになってから,マスキング漏れという失敗は皆無になりました。

P1000848塗装を終えたら,塗料が完全乾燥する前にテープを剥がします。
完全乾燥後だと,テープごと塗膜が持って行かれてしまうことがあるためです。
私は大体,10分ほどしたら剥がしてしまいます。
当然完全乾燥前のため塗面を強く触ることはできないので,ピンセットを使って慎重に剥がします。
テープを剥がす際,テープを重ねて貼った箇所は,一気に数枚を剥がすのではなく,極力一枚ずつ剥がすようにします。
2・3枚重ねた物を一気に剥がした場合,下地がテープに持っていかれることがあるためです。
それぐらいウレタンの食いつきの弱さには気を使うべきだと思います。

P1000881 テープを剥がし,ついでに,ドアの鍵穴には,0.5ミリ径の洋白線を埋め込んでおきました。
一言で黒塗装といっても,実車の材質の違いによってツヤを変えると雰囲気が出ます。
私は,レザー部分(トノカバー等)には半ツヤ黒を,ゴム・プラスチック部分(モール・ドアノブ等)には半ツヤ黒とつや消し黒とを1:1で混ぜた物に,5%ほど白を加えた色を塗ることが多いです。
特に後者の雰囲気は気に入っています。

完全乾燥したらタミヤエナメルのつや消し黒で墨入れをします。
筋彫りが深いので殆ど見栄えに差は出ませんが,光の加減で筋彫りの奥が見えてしまうこともあるので,一応必ず墨入れをするようにしています。
ついでにボディ裏はもつや消し黒の筆塗りでやっつけておきます。
これもシャシーと合わせた後は全く見えなくなるのですが,サフやボディカラーで斑模様のままなのも何となく気持ち悪いので,一応塗っています。

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