« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »

2008年10月

2008年10月26日 (日)

反射鏡

あと1・2日集中して作業すれば完成できそうなものなのですが,研ぎ出しまで終えてしまうと,急速にペースダウンするのが私の悪い癖なのです。
まぁ,焦って作業して,ここまで来て台無しになる大失敗をしてしまうよりもマシなので,少しずつ進めていきます。

P1000687_2 初めに掘り込んでおいた反射鏡部分に,アルミテープを貼りました。
メタルックやベアメタルホイルなど,糊付きアルミ箔の類は多々出ていますが,このような作業には,厚みがあって複雑な形にも破れずに馴染みやすい,台所用のアルミテープを愛用しています。
ちなみに,私は100円ショップで購入した物を使っていますが,糊の付き方が均一ではないのか,テープの接着力が場所によって違ってしまうので,ちゃんとしたメーカーの品の方が使いやすいかもしれません。


P1000689 カナリ馴染んでくれるアルミテープですが,やはり限界はあるので,クレオスのメッキシルバーを爪楊枝で流し込んでタッチアップしています。
初めからマスキングしてメッキシルバーで処理する方法もあるでしょうが,やはりアルミテープの方が反射力という点で微妙に優れていると思います。
まぁ,それほど大差もないのですが・・・

コルベットはこの後,灯火類のクリアパーツと,サイドミラーを自作して,窓枠などを黒く塗装したら,最終組み立てをして完成する予定です。


P1000683_2で,次は小さくて赤くてツルっとした物が作りたいなと思っていたところ,ピラニアモデル倒産の知らせが。
ピラニアモデルというのは,1/43の世界ではカリスマ的な人気を誇るA.Mルフの流れを汲むメーカーでして,ルフ氏亡き今,その原型を使用したキットを供給してくれる唯一の途なのです。
そんなピラニアモデルも倒産ということで,最終生産のキットを買ってきました。


P1000684 フェラーリ250GTOスパイダー(SWB)です。
キット構成は簡素な物ですが,タイヤとホイールは素晴らしい。
昨今の欧州不景気からは,もう暫くすれば価格もカナリ下がるのではないかとも思いましたが,我慢できずに2万円弱で購入してしまいました。



P1000685 ところが,購入後,ピラニアモデルから,「やっぱり続けます」とのアナウンスと,今後の販売ラインナップの告知が。
5年ぐらいずっと続いてる家具屋の閉店セールかよ,と思いましたが,ルフ時代のコルベット再販の望みが繋がったのですから,これで良かったのでしょうね・・・       

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月14日 (火)

研ぎ出し

ウレタンは,40度の乾燥機に2時間も入れておけば,研ぎ出し可能な程度に硬化します。
私の場合は乾燥機に加えて常温放置24時間を目安にしています。
硬化が不十分だと傷が付き易いし,かといって,あまり硬化が進んだ後だと塗膜が硬すぎて傷が消えにくいので,この辺は各自の研ぎ出し技法に従って硬化時間を調節するしかないと思います。
ちなみに,柔らかい段階で磨ぎだしても,アクリルのように後々ツヤが落ちてくると言うことは無いようです。

P1000621 まずはペーパーで水磨ぎして,塗膜の凹凸を取ります。
使用するのはタミヤの耐水ペーパーです。
目が揃っており,深い傷が付き難いので,研ぎ出し段階では重宝します。
写真は1500番の物ですが,これを適当な当て木に貼り付けて使用します。
当て木として,私は大量の使用済み「パスネット」(東急電鉄から出ていた,テレホンカード状のプリペイドカード)をストックしており,平面を出し,かつカナリの弾性がある点が気に入ってるため,これを愛用しています。

P1000638 力を殆ど入れずに,ペーパーの重さだけを利用するようにして磨いて行きます。
この磨ぎ方で消えない塗膜のダマ等は,力を入れて磨ぐのではなく,ペーパーの番手を1段荒い物にして対応します。
この段階でペーパーの深い傷がついてしまうと,その時点では気付きにくく,コンパウンドでの最終磨き段階になってから再び後戻りという遠回りな上精神的ダメージも大きいことになってしまうためです。
今回は中磨ぎをせずに少々塗面が荒れていたため,1200番→1500番→2000番という順で磨きました。
1200番を縦方向,1500番を横方向,というように,前のヤスリ傷に対して直角にペーパーをかけると,傷の消え方が目視しやすくなります。
最終の2000番で1500番の傷を消した後,当て木をしない2000番で,更に弱い力で小さな円を描くようにして,2000番自体の傷を消します。

P1000631 全体が均一に擦りガラス状になったら,水洗いして磨ぎカスを洗い流します。







P1000644 水洗い後,あらかた水気を取ったら,コンパウンドをかけます。
コンパウンドにも色々な種類があり,とりあえずタミヤの3種類を使用しておけば問題無いかと思いますが,本塗りの色や塗膜の硬さ等によって,適した組み合わせも変わってくるので,色々な物を試してみるのも良いかと思います。
私は殆どの場合,最初のコンパウンドにはソフト99の液体コンパウンド3000を使用します。
粒子の程度としては,タミヤの荒め塗細めの中間といった感じでしょうか。



P1000636 この段階ではコンパウンドをたっぷりと使用して,豪快に磨きます。
大体写真に写っている量で,エンジンフードの磨きにやや不足する感じです。
力を入れて1方向に磨き,2000番のペーパー傷を消していきます。
感覚としては,「ツヤを出す」と言うよりも,「傷を消す」と言う感覚です。
ちなみに使用しているのは使い古しのTシャツですが,化粧用コットンなどを使うこともあります。
いずれにせよ,磨き布については綿の物であれば,この段階で拘る必要は無いと思います。

パッと見て分かるような2000番の傷が消えたら,今度は布の新しい面を使って,やや力を弱めてツヤを出すことを意識して磨きます。
その際,光に当てたりルーペで覗き込んだりして,残っている傷があるようなら消していきます。
研ぎ出し作業の中で最も時間のかかる作業で,私は2時間程延々と磨いていました。
ペーパーがけがいい加減だと,この段階でいくら磨いても傷が消えず,再びペーパーがけに戻ることになってしまいます。
ペーパー傷が完全に消えたら,中性洗剤と古歯ブラシで,残ったコンパウンドを洗い流します。

P1000643 上記のコンパウンドがけであらかたのツヤが出ますが,更に「ツヤ出し」のみを意識して仕上げ磨きをします。
今回は硬い塗膜に強い,3Mのウルトラフィニッシュを使用しました。
私は筋彫りを異常に深くする関係上,筋彫りに残りにくい液体コンパウンドを愛用しています。




P1000639 フィニッシャーズのポリッシングクロスで,殆ど力を入れずに布の重さだけで磨く感覚で磨きます。
コンパウンドの分量は,小豆大でエンジンフード1個が十分磨けます。
光に当てて傷のチェックをしながら,ゆっくりとツヤを出していきます。
私がカーモデルを作っていて,一番楽しいと感じる作業です。



P1000642磨き終わり,中性洗剤と古歯ブラシで洗浄を終えたところです。
今日の作業は8時間ほどかけて,1日の間でやってしまいました。
前述のウレタンの硬化タイミングとの関係上,私の研ぎ出し方法に適したタイミングと言うのがあり,これを逃したくなかったからです。
勿論時間の都合がつかなければ,乾燥機を使用しなかったりして硬化時間を調節することで対応します。

この後,一晩以上放置して,更にウレタンを硬化させます。
塗膜が硬くなればなるほど,後のマスキング作業が安心して行えるのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月13日 (月)

クリアコート(2)

前回オートクリアーを吹いてからおよそ1週間経過したので,ウレタンクリアーで最終コートします。

P1000601 今回使用するのは,フィニッシャーズのウレタンクリアーGP1です。
ウレタンクリアーは各社から出ていますが,何分賞味期限が短いようです。私は経験したことはありませんが,2年ほどで使用できなくなってしまうようですので,その間に使いきれる量の物ということで,GP1を愛用しています。
私の使い方だと,1セットで1/24のキットがおよそ5台作れて,若干余ります。

GP1にはメモリラベルが付属していますが,余ったら瓶に戻すなんて事はできないので,1回でこのラベル1メモリ分の半分の量を使用します。
それでも結構な量が余りました。
なお,硬化剤との比率はそれほど厳密でなくても大丈夫なようです。
私が使用するときは,秤で計量などしなくても,目分量で正常に硬化してくれています。
GP1の使用方法については,モデルアート増刊の「カーモデルテクニックガイド 研ぎ出し仕上げテクニック&F1キット基本作成ガイド」や,フィニッシャーズのホームページに詳しいのですが,これらの記載には誤解しやすい点が多いので注意が必要です(特に重ね吹き不可と断言している点)。

付属のウレタンシンナーを3割ほど加えて,少々強めの圧力(1キロ強)で,ハンドピースのノズルを全開にして吹きます。
デカールの段差を消すことを意識して,手早く吹きます。

P1000612 ちなみに,ウレタン塗装の場合には防毒マスクは必須のようです。
私はホームセンターで1000円強で購入した,フィルター交換式の防毒マスクを使用していますが,本来であればもう少し高性能の物を使用するべきなんでしょうね。
また,希釈について,私は2キロ以上の圧力で原液のまま吹いたことがありますが,とんでもない量のミストが部屋に舞ったため,ある程度薄めて吹くようにしています。
それでもクレオスの塗装ブース程度では1キロ強の圧で発せられるミストは殆ど受け止め切れませんでした。
P1000613 そのため,更に窓用換気扇や空気清浄機も総動員しています。
台所用換気扇を使用した自作ブースでは問題なかったのですがね。





今回は30%のシンナーで希釈し,1回で吹き終わりました。
普段は50%に希釈し,中磨ぎを入れて2回に分けて吹いているのですが,今回はブログに製作記を書く初めての機会ということもあり,メーカー推奨に近い希釈(本来はシンナーは20%程度の希釈と指示されていますが,それでは濃すぎて吹きにくいので,30%としました。)で吹いてみました。

P1000604 1回でデカールの段差も殆ど消え,テロっとしたツヤが出ます。
ただ,慣れない希釈で吹いたためか,所々塗料がダマになってしまいました。





P1000608 ウィンドウに至っては,擦りガラスのようになってしまいました。
やはりクリアパーツへのクリアコートはタブーだったでしょうか。
今更やり直しは効かないので,磨いてみることにします。



埃をピンセットでつまみ取り(塗膜に少々の傷がついても,硬化後には殆ど消えます。),常温で一晩(今の気温の場合です。夏なら2・3時間,冬なら丸1日でしょうか。)自然乾燥,3時間ほど乾燥機で加熱して硬化させた後,研ぎ出しをします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月 6日 (月)

クリアコート(1)

1日乾燥させたデカールの上から,クリアコートします。
関東地方は雨上がりの夜で,埃も少なくクリアコートには良い気候でしたね。

まず,デカールの上から所謂ラッカー系クリアーを吹きます。

P1000593 使うのは,フィニッシャーズのオートクリアーです。
非常に使用頻度が高いため,私は右のように,タミヤのスペアボトルにピュアシンナーで3倍に希釈した物を作って保管しています。
なお,希釈したクリアーは,長期保存に耐えないと言う話を聞いたことがあるので,希釈保存する量はこのスペアボトル1本分だけにして,希釈分が無くなったら新たに希釈する,というようにしています。


P1000591_2 これをデカールの上から,「砂吹き」します。
吹くのはデカールの上だけで十分です。
砂吹きを比較的短いスパンで4・5回繰返して,デカールを溶かします。
言い換えれば,デカールを溶かして塗面に密着させるという感じです。



最終的にはウレタンクリアーでコートするのですが,その前に,デカールを溶かす力の強いラッカークリアーでデカールを溶着させてしまおうというわけです。
そのため,使うクリアーや,吹き方は「デカールが程よく溶ける様な感じで吹く」という程度でしか,一般的な説明ができないのです。

この方法の利点は,デカールの密着度が上がることの他,密着不十分なデカールのリカバリーチャンスとなる点にもあります。
今回も密着が不十分で,浮き上がってしまった箇所があったのですが,まだデカールが完全にクリアーに埋まっていないため,上から指で押してリカバーすることができました。

また,ウレタンを吹く前にラッカーの塗膜で覆うことによって,非常に稀なことですが,ウレタンクリアーでデカールが侵されるというリスクも減らすことができます(稀なことゆえ,最終コートでビクビクしたくないのです。)。
このようにしてデカールの最終チェック兼ウレタンクリアーの下準備という作業を行うようになってからは,最終クリアコートでデカールが駄目になるということはなくなりました。

P1000595 砂吹きが終わったウィンドウです。
このまま1週間ほど乾燥させます。
ウィンドウはこのまま完成でも良いのですが,折角の機会なので,透明パーツへのウレタンクリアコートを試してみたいと思います。

追記ですが,模型環境の変化に伴い,クレオスのMr.スーパーブースを導入しました。
「プラ段」で検索してこのブログに辿り着く人が多いようで,申し訳ありません。
自作したプラ段ブースは引越し作業の際に廃棄してしまいました。
性能は申し分なかったのですけどね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月 5日 (日)

デカール(2)

P1000567_3 デカールの続きです。
フロントウィンドウに着くCORVETTEのロゴ,所謂「ハチマキ」ですが,キットのデカールでは黒地に黄色のロゴがかかれた物になっています。
しかし,実車ではどうも,この黒地部分は無く,黄色のロゴのみになっているように見えますので,トリミングして黒地部分を除くことにします。

P1000564

P1000566_2 キットのデカールを等倍コピーして,切り出した物をウィンドウの内側からマスキングテープで貼ります。
ばらしたロゴの位置決めを容易にするためです。



P1000568_2P1000569_2  デカールをナイフで切り出し,トリミングします。
まずはバラバラにする前に,各文字の内部と言いますか,「O」の内側とか,「E」の各横線の間部分とか,バラバラにしたあとでは処理しにくい部分に軽くナイフを入れ,その後,ロゴをバラバラにします。
ロゴをバラす際には,よく切れるハサミ等を駆使して外周ギリギリをトリミングしておきます。
私はデカール用にテフロン加工のハサミを1本用意して,この手の作業以外には使わないようにしています。

P1000575

P1000576

 裏から貼ってあるコピーのロゴに合わせて,表からデカールを貼っていきます。
一文字ずつ,ずれないように貼るのには非常に神経を使いました。


 

P1000577 ある程度貼り終えたら,半乾きの内に,文字の内側部分のトリミングをします。
切り出す前に軽くナイフを入れてあるため,殆どの部分は水に漬けた際に剥がれてしまいますが,残った部分はこうして貼った後でトリミングすることになります。






P1000580

P1000579 トリミングが終わったらマークソフターを塗って,定着させます。
画像ではクレオスの物を塗っていますが,効きが弱かったため,モデラーズの物を後から塗りました。




P1000584このようにして他の部分のデカールも貼っていきます。





P1000583

P1000588

ナンバープレートは,当初使用予定だったアクステオンのエッチングのサイズが合わなかったため(1/24用だった),0.15ミリの洋白板で作り,ジャンクのデカールを貼りました。





P1000585_2 インクジェットプリンタで自作したデカールも,良い感じになりました。
この後,数時間置いてデカールが乾燥したら,水洗いして余分な糊やトリミングしたカスなどを取り除き,完成させます。
乾燥機で1時間も乾燥させれば十分だと思われますが,今日はこれでタイムオーバーなので,次回の制作まで乾燥させることにします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

デカール(1)

Db_86_conv_detail6_4501 漸く環境が整って来たので,久々の製作です。
キットではフロントフェンダー後ろにある,インディ500記念のマーキングが再現されていません。
一体何のための特別仕様キットなんだという感じもしますが,仕方が無いのでデカールを自作します。
 
 

P1000563_2 使用するのは,所謂タトゥーシールです。
私はmaxellのものを使用しています。
これにインクジェットプリンターでデータをプリントして,使います。
 

模型用のデカール自作と言えば,マイクロドライプリンタを使うのが王道でしょうが,生憎私は使ったことが有りません。
自動車模型のマーキングは,他キットの流用や,塗装の塗り分けで代替できることも多く,それでも駄目ならインクジェット式で自作すれば,殆どの場合用が足ります。
と言うよりも,インクジェット自作でも再現できず,「自分で作れそうだ」と思えないような実車は,そもそも作る気が起こらないのでしょう。

なお,私が調べた限り,マイクロドライで満足のいく水準のデカールを作るためには,相当の経験が必要なようで,どうしてもマイクロドライでの自作が必要になったら,私ならばデカール製作代行をやってくれる方に有料で依頼するでしょうね。
ちなみにマイクロドライでの自作方法については「図解!なんでも制作日記」に詳しいです。



Conv 実際の制作ですが,まずは実車画像などから,マーキングの画像データを作ります。タトゥーシールは左右反転で転写されるので,画像データも左右反転で作り,予備のために2セット分作りました。
ちなみに,Windows標準のペイントソフトで十分作れます。

P1000560 このデータを20%縮小して,写真モードで,タトゥーシール(白)にプリントアウトします。
インクジェット式なので,非常に綺麗にプリントできます。




P1000562 ついでに,ホイールのセンターに着くデカールも自作しました。
こちらは透明のタトゥーシールにプリントしています。





P1000565 1時間ほど置いてインクが完全に乾燥したら(説明書には10分放置の指示がありますが,私は念のために1時間ほど置くようにしています。),接着剤のついたフィルムを貼ります。
透明タトゥーシールは,このフィルムが透明なので問題ないのですが,白のほうはフィルムが白いため,視認性が著しく落ち,切り出しにやや難儀します。

あとは余白を切り出して貼るだけなのですが,今回のキットは他のマーキングも弄る必要があるので,貼るのはその後になります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »