2009年6月30日 (火)

シートたくさん

折角内装パーツのモールドが良い雰囲気を出しているので,ちまちまとマスキングして,丁寧に塗り分けてやります。
 
P1010577P1010576モノが大きいので,マスキングも流石に手間がかかります。
特に普段2シーターのキットばかり作っている身としては,殆ど同じ形のシートを7個も作るなんて初めての経験で,普段の3倍の数に,意外と手間取りました。
布の質感を出すためにつや消しクリアーを吹きましたが,この時期特につや消しクリアーはカブりやすいので注意が必要です。

基本的に説明書指示通りの塗り分けですが,年式の違いからか,若干の塗り分け箇所の差異も見られますので(無視しても分からないような範囲ですが),実車カタログとにらめっこしながらマスキングを繰り返します。

で,漸く内装の目途が立ちました。
シートのみウォッシングでの汚しまで終わったのですが,良い雰囲気になったと思います。
ちなみに,ウォッシングの際は,以前紹介したカンペの「ペイント薄め液」が,単価も安くジャブジャブ使える上,乾燥も速くお勧めです。
ガンプラの世界では,エナメル系溶剤でプラが割れるなんて話も聞きますが,ことカーモデルに関しては,特にパーツに可動箇所があってテンションがかかるわけでもないので,気にする必要も無いと思います。
むしろジャブジャブシンナーを使って,結構徹底的に洗い,きれい目に仕上げた方が雰囲気は良くなるのではないでしょうか。意図的に中古車状態を再現するっていうのなら話は別ですけどね。

梅雨に入って,進捗が滞ってきましたが,毎日少しずつでも勧めていこうかと思います。

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2009年6月14日 (日)

模型誌とカーモデル

この週末は,何だか飲酒の機会が多かったりして,制作に回せる時間が無いのですが,最近思うところを。

何よりも国内の自動車模型誌といえば「モデルカーズ」ですが,ここ数ヶ月で非常に薄くなったのが気になっています。
私はNO.30頃までの紙面構成が大好きで,特にNO.15のコルベット特集号は私のバイブル的な存在になっています。
同誌がミニカーに寄っているのは,仕方の無いことだと思っているのですが,数少ない製作記に,せめてボディ調色の記述を載せるようにしていただくと有り難いですね。
切った貼ったの加工なんてのは,自分で考えれば簡単に分かるんですから。

他の自動車模型誌といえば,「モデルアート」増刊の「オートモデリング」が挙げられます。
モデルアート増刊シリーズには,とても商業誌とは思えない出来栄えの書籍も多いのですが(「もっと知りたい!ハウツー・エアブラシ」の誤植は,笑いを通り越して色々と心配になるほどでした),何だかんだでカーモデラーにとっては読んでいてタメになる記事も多く,出たら必ず買ってしまいます。
あつたゆきお氏が健在の内は今の状況が続くのでしょうが,肝心のあつた氏のテクニック自体,現在のカーモデル技法からは大分取り残されている印象があり(クレオスの缶スプレーでクリアコート研ぎ出しをする上級者はあまりいないと思います),そろそろ転換期にきているのではないでしょうか。

そうなってくると,やはり「ホビージャパン」増刊の「カーモデリングマニュアル」が,紙面の質・作例の多さから,頂点に位置することになるのですが,やはりこちらも一戸一派の支配体制というか,新人ライターの登場が殆ど無い状況が気になります。
まぁ,これは「ホビージャパン」本誌の体質がそのまま別冊に反映されているだけなんでしょうが。

カーモデルのジャンルは,プロとアマチュアとの境界が非常に大きい分野だと思います。
職業的作家は,安価な原稿料で模型誌に作例を載せるよりも,工房でオーダーを淡々とこなすことに力を注いでいるという印象です。
商業誌に顔を出すモデラーでも,メインの活動場所はブログだったりしますし(この状況は他のジャンルでも同様か),模型誌の収益構造自体を変換しない限りは,「模型誌」というジャンルそのものが新製品情報紹介媒体としての役割しか果たさないものになりかねません。
そして,その中でも一般購買層が少ないカーモデルという分野は,真っ先に淘汰されるように思えてなりません。

10年後に,カーモデル作例が掲載されている雑誌が書店に残っていることを祈ります。

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2009年6月 9日 (火)

メタリックツートン

P1010506

上面に塗ったアイビーグリーンが乾燥したので,ボディ下面のシルバーを塗りました。
使用したのは,アイビーグリーンと同じように,近所のカーショップで調色してもらった「サイマーグレー」です。
こちらは暗めの銀といった感じで,Mrカラーの8番シルバーに若干の黒と青を混ぜて作れば再現も可能でしょうが,アイビーグリーンとの調和を考えて,やはり調色してもらった色を使用することにしました。
ちなみにアイビーグリーンの方は,非常に微妙な色合いのブルーグリーンメタリックという感じで,しかも若干の偏光パールも入っているようですので,これを自分で調色するとしたら,とんでもない労力が必要だったでしょうね。

塗り分け自体は,直線的な塗り分けなので,テープで簡単にマスキングできます。
メタリックカラーは食いつきが悪いため,後から塗るのがセオリーと言われていますが,今回のようにどちらもメタリックの場合は,シルバーを後から塗るようにすべきでしょうね。

先に塗ったアイビーグリーンも食いつきが悪いことに変わりはないので,クリアーを吹いての保護や,テープの粘着力を十分に落としてやることは当然必要ですが。

シルバーにも軽くクリアーを吹いて塗膜を保護したら,1週間程度乾燥させて,デカール貼りに備えます。
その間に,内装やシャシーを塗りましょうかね。

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2009年6月 6日 (土)

梅雨塗装

しばらく間が空いてしまいましたが,ちょこちょこ手は動かしてます。
1日30分で良いから進めようと。

まずは内装パーツで気になった点をいじりました。

P1010495 特に気になったのがシートで,座面と背面とで塗り分けが必要で,これが部分が別パーツになっているのは良いのですが,なにぶん合いが悪い。
隙間が埋まるほどに擦り合わせをすると,パーツの形状が大きく変化してしまいそうなほどでした。
仕方が無いので,接着して隙間を埋め,塗り分けはマスキングで行うこととしました。
また,3列シートの内の真ん中の列のシートにはアームレストが付くのですが,これも肉抜き穴が目立ったので,瞬着パテで埋め,整形しました。
まぁ,こんな所までパーツ化されていること自体でも十分ありがたいのですがね。

P1010491 キットには,ダッシュボード上に付く3連メーター(斜度計,高度計等)のパーツが用意されているのですが,91年式デリカに付くのは2連メーターです(キットは92年式を再現した物なのです)。
折角こんなパーツまで再現されているのですから,パーツを削って,3連から2連に変更しました。
なんだかわざわざグレートダウンしたようで,勿体無い気もしますね。

P1010493 ガラスパーツは,天井裏パーツと一体になっています。
天井裏のモールドがあることだけでも驚きですが(驚いてばっかりですね),せっかくなので,抜きの関係からか,中途半端なモールド表現となっているサンバイザーを,0.3ミリ厚のプラ板で作り直して接着しました。
ちなみに,写真で見えるマスキングテープは,パーツ洗浄後にギズが付かないよう保護するための物です。
タミヤ(3M)のマスキングテープは,数年貼りっぱなしでも問題が起こった経験がないので,クリアパーツはとりあえず洗浄して,マスキングテープを貼っています。

P1010496 そして,いよいよボディ塗装です。
まずは本塗りの塗料をチェックした所,メタリックカラーにもかかわらず隠ぺい力が意外と低いことが分かったので,下地として,サフ地の上から,Mrカラーのインディブルーに黄橙色を少し混ぜた物を吹きました。
一晩経ったら,1200番のペーパーで水磨ぎし,水洗いした後,乾燥機で乾燥させます。

P1010497 20分ほどで乾燥するので,そのまま本塗りをします。
洗浄から時間が経てば経つほど,表面に埃の付く可能性が高まるので,私は洗浄→乾燥→塗装までは,一連のペースで行うことが多いです。
そして,そのためには,本塗り作業を逆算して,制作計画を立てています。
つまり,洗浄に5分,乾燥に20分,1/24のボディ本塗装に30分と,合計55分に,作業準備や片付け時間を入れると,それだけで1時間程度が経ってしまい,平日の作業時間としては限界なのですが,そのためには下地磨ぎはその前日までにやっておく,といった計画を立てておく必要があるのです。
特に今のような初夏から夏にかけた時期は,湿度が高くて塗装に向かない日が多いので,「今晩は塗装ができそうだ」という日を狙って,逃さないようにします。
私のような労働者モデラーは,たとえ湿度の低い日であっても,急な残業などのため,いつでも塗装ができるとは限らないので,限りないチャンスを確実にモノにしていかなければ,いつまで経っても制作が進まないのです。

P1010501 ちなみに,私は,湿度は60%以上のときは,基本的に塗装をしないようにしています。
欲を言えば50%以下が理想なのですが,そんなことを言っていると,この時期完全に塗装ができなくなってしまうので,一応妥協しています。
まぁ,60%を超えていても,カブるようなことはそうそう起こらない(逆に70%を超えると,かなりの確率でカブる)のですが,グロス塗装が命のカーモデルではカブりは大敵ですからね。
カブり現象の原理なんかは,あちこちで詳しい解説がされているので省きます。
カブり対策も,レべリングシンナーを使うとか,塗装後すぐに乾燥機に入れるとか,色々な方法が紹介されていますが,アクリルラッカー塗装をする以上,カブりのリスクは宿命のようなものなので(何やったってカブるときはカブる),最近の私は,素直に湿度の高い日は塗装しないというスタンスでやってます。
別にプロモデラーのように,締め切りに追われているわけでもないですからね。
だからこそ,少ない塗装チャンスは逃したくないのです。

P1010505 話を制作に戻します。
実車のボディーカラーは,「アイビーグリーン」と「サイマーグレー」との2トーンカラーです。
特にアイビーグリーンは微妙な色合いで,実車の記憶が薄まっているのもあり,模型用塗料を調色して再現することはできませんでした。
そのため,実車用塗料を探したのですが,以前はホルツからそのままの色が販売されていたようですが,現在は絶版のようです。
そこで,最後の手段として,カラーコードをインターネットで調べ,それを元に近所のカーショップで調色してもらいました。
大手のカーショップでは,カラーコードさえ分かれば,それを店員に伝えて,店舗で機械調色してもらえるのです。
私の近所のカーショップでは,ソフト99のサービスが利用可能で(ホルツにも同様のサービスがあるようです),できてきた塗料は,通常のソフト99タッチペンと全く同じように使用することができます。
今回,アイビーグリーンとサイマーグレーの両方を調色してもらいましたが,調色する分価格は高めで,1本25ml入りで,各1000円弱でした。

P1010498 実車用塗料に使われるシンナーは,プラを溶かすほど強い物ですが,ソフト99のタッチペンは,Mr薄め液で2倍程度に希釈して,エアブラシで薄く吹き重ねる分には,下地の塗装を侵さずに塗装することができます。
もっとも,一度に厚塗りすると,あっという間に下地が溶けるなんてことがあるので,それなりの経験が必要かと思います。
特に私はボディ塗装は一度で吹ききってしまう(2度3度と乾燥時間を挟んでの重ね塗りをせず,ボディを回しながら,一度で塗り上げる)ように塗るので,一箇所を長時間塗り続けないように注意しないと,直ぐに下地が溶け出してしまうのです。

また,スケールや,光源の問題で,実車指定色をそのまま模型に塗ると,どうしても一段暗い感じになります。
今回塗る色は,メタリックカラーの割りに隠ぺい力が低めだったので,塗膜の厚みで調整しました。

なお,最近はそうでもありませんが,90年代前半ころまでの実車用メタリック塗料は,メタリックの粒子が大きく,模型に塗るにはややオーバースケールの感があります。
今回はわざわざ91年当時の塗料を再現したため,やはりメタリック粒子が若干目立ちました。
以前,1/43フィニッシャーのmacchinarossa氏が,タミヤカラーの上澄みを使って粒子感を低減する技法をブログで紹介されていて,それで行こうとも思いましたが,折角わざわざ調色してもらった塗料を十分攪拌せず上澄みだけ使って,本来の色合いが出ないのでは意味がないし(メタリック粒子だけでなく白とかの顔料も一緒に沈殿しているのです),1/24ということもあり,この上から更にクリアーを吹くことで粒子感が軽減することを期待して,今回はこのまま使用します。

P1010502 メタリックカラーは,特に昔の実車用カラーに顕著ですが,乾燥後つや消しになります。
そこで,表面の保護と,後で貼るデカールが密着するように,フィニッシャーズのオートクリアーを軽く吹いておきます。
そうそう,こんな色だったっけなーなんて事を考えながら,次の塗装チャンスを待つことにします。

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2009年5月12日 (火)

仮組み

パテが乾くまでの間に,他の部分を弄ります。

とりあえず,4輪接地を確認したかったので,足回り等,必要最低限の組立てを行い,シャシーとバスタブ,ボディを組んでみました。

P1010435 例によって鏡の上に乗せて,状態を見ます。

90年代前半のキットなのに,ちゃんと,シャシーとボディに,かみ合わせの爪があるんですね。
爪がガッチリかみ合って,キットの設計ミスということでもない限り,4輪が接地しないということにはなりにくい構造になっています。
それどころか,車高調整すら不要というわけです。
良く考えればタミヤ等の国産キットでは当然のことなのですが,普段アメプラばかり作っている身としては,このような点にも軽い衝撃を受けます。

P1010436 真横から見ると,何だか妙に車高が高いように見えますが,4WD車ですからある程度の車高は当然です。
むしろ,改めて実車パンフレットを見ると,意外なほど車高が高いことに気付かされました。
斜めから見ると,むしろ実車通りの印象ですし。
現時点ではカンガルーバンパーなどの外装品が全く付いていないことも,車高が高く見える要因でしょうね。

久々の国産プラモで,意外なほどサクサクと進むのに少々戸惑っていますが,この調子で完成まで一気に持って行きたいものですね。

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2009年5月10日 (日)

サフ1回目

P1010433 クレオスの1000番缶サフを吹きました。
これから2度3度とサフ吹きを繰り返しますが,初めの1回は缶でブワっと吹いてしまいます。
限界まで塗膜を薄くしようとすれば,初めからエアブラシでサフを薄く吹き重ねる方がベターなのでしょうが,理論上は兎も角,実際にはそれほど塗膜が厚ぼったくなることもないので(異常なほど厚吹きすれば別ですが),手軽さを優先して缶サフを使っています。
むしろ,塗膜の薄さが最優先になるケースでは,いっその事サフを吹かないで処理すべきでしょうね。
いずれにせよ,カーモデルでサフを吹かずにボディを塗るということは考えにくいので,私にはあまり縁のない問題ではありますが。

ちなみに,塗装時の持ち手として,栄養ドリンクをボディ裏に両面テープで固定して使用しています。
屋根付きのクルマを作るとき,私は大抵この方法で持ち手を作っていますが,弱い両面テープを使用すると,塗装中等に外れてしまうことがあるので,強力タイプと銘打っているものを使用する方が良いと思います(塗装終了後に剥がすのは大変ですが)。

P1010431 吹いた塗料が乾燥したら,写真のように,キャップだけ残して瓶を外してしまえば,サフ研ぎの邪魔にもなりません。
再塗装するときに,再び瓶にキャップを嵌めて,再度持ち手とすることができます。

1回目のサフで傷等が浮かび上がってきたので,プラパテを擦り込んで改めて乾燥させます。

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2009年5月 9日 (土)

表面処理

小さい傷を埋めるためのプラパテを塗ってから1週間ほど経過し,乾燥も済んだと思われるので,パテを塗った部分を400番のペーパーで成形します。
傷に擦り付ける感じで極薄く塗った物であれば,1日置けば乾燥時間としては十分だと思われます。
逆に,1週間経っても乾燥しないほどに厚くプラパテを塗ってしまったような部分は経年変化が怖いので,他の素材で傷を埋めるべきでしょうね。

プラパテの経年変化というのは,奥深い問題で,単に溶剤の揮発という問題だけでなく,材質の硬度の違い(素材そのものの密度が低いと言えば分かりやすいでしょうか)など,プラパテを厚塗りした場合の経年変化は決して侮れません。
1年経ってからクリアコートした塗面がパテとプラとの境界でひび割れるなんてこともしょっちゅうです。

この点,パテの類で最も信頼できるのは,瞬着パテでしょうかね。
10年程度では,改造部分がひび割れるなどという現象も起こらないようです。
エポキシパテやポリパテも,完全硬化した後であれば,経年変化という意味では瞬着パテ同様に信頼できるのですが,硬化安定するまでに1週間以上要することもあり(主剤と硬化剤の比率を目分量で計測することが多いため,必然的に常に一定の硬化時間を予想することができないのです),完全硬化前にクリアコートまでしてしまって,後からひび割れが起こったという経験を持つ身としては,硬化時間の予測可能性という点で,長くとも1日経てば安定する瞬着パテに軍配が上げることになります。

ついでに言うと,メタルキットなどでは,ハンダも信頼性の高い素材で,フラックスを十分に揮発させてしっかりと行ったハンダ付けであれば,10年程度の経年には十分耐えます。
逆に言えば,フラックスを十分揮発させた上でのハンダ付けという,比較的高度な技術を要する(フラックスが残っていると,経年変化でひび割れたりする)ため,扱いの容易さという点で,少々難点があるのです。
この点,「ハンダだと経年変化が怖いのでキットのメタルを溶かして盛る」なんてことを言っている人がいますが,ハンダそのものの材質はかなり安定性の高い素材なので,厳密には記述の正確性に疑問があります。
キットのメタルの硬度がハンダの硬度と大きく違う場合に,硬度の差によって経年変化が生じる可能性があるため,それを考慮してキットのメタルを溶かして使用するという趣旨が正確だと思います(私個人としては,ハンダとメタルとの硬度差のみを原因として経年変化が起こるのではなく,主にフラックスの残留の問題だと考えていますが。)。

話が随分と脱線しましたが,400番のペーパーでパテ部分を整形する際は,完全に面一にするのではなく,うっすらとパテが残る程度にしておきます。
これはペーパーがけの技量の問題もあるでしょうが,私の場合,400番でパテ部を完全に整形しようとすると,折角擦り込んだパテまで持っていかれてしまうことが多いのです。

その後,足付け(塗料の乗りを良くするためキット表面を荒らすのです)や,小さなヒケ取り(インジェクション成形されたプラスチックキットは,肉眼でぱっと見た以上に表面がでこぼこしているものです。),そして400番でついた傷を消すために,800番のペーパーをボディ全体にかけます。

P1010429800番までペーパーをかけたら,流水と歯ブラシで洗浄し,サフに備えます。
写真は洗浄直後のボディです。
明日の日中には,クレオスの1000番缶サフを吹く予定です。

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2009年5月 6日 (水)

リアステップ

前回の記事でも書いたように,キットの造形は非常に良くできているのですが,数少ない不満点の一つが,このリアステップです。

P1010369P1010373web  実車は,リアバンパーと一体となった樹脂製のものが付いており,タイル状に滑り止めが,たて4個,横15個ずつ成型されています。
しかし,キットでは,この滑り止めが再現されておらず,つるつるなのです。
意外と目立つ所なので,それらしく再現してやろうと思います。

P1010370その前提として,まず,リアステップ部分にある大きなヒケを消しておきます。
ペーパーがけだけでは消えそうもなかったので,パテ埋めします。
瞬着パテを薄く塗り,乾燥後,320番のペーパーで仕上げました。
この上から色々と貼ったり塗ったりするので,この程度の仕上げで十分です。

P1010405 滑り止めモールドには,エバーグリーンの0.5mm×1mmのプラ板を使いました。
こいつを,1.4mm幅に切り出し,タイル状のモールドとします。
4個×15個で60個切り出す必要があるのですが,とても同じ大きさの物をこれだけ大量に切り出すことはできません。

P1010412そこで,写真のような治具を自作しました。
上辺のプラ角材に沿ってプラ板を置いて,左上部の隙間からナイフを入れると,決まった大きさに切り出すことができるようにしました。
ナイフを入れる角度が一定である必要があるので,治具としての性能はイマイチですね。

P1010404 ちまちまとプラ板を切り出します。
予備も含めて70個ほど切り出しました。
この中から大きさの良いのを選んで使います。


P1010425P1010426 ノギスで中心を測り,中心となるプラ材を接着します。
モールド間の隙間は,縦1mm,横0.5mmとしました。

はじめは少量のプラセメントを爪楊枝で塗って接着し,位置決めができたら流し込み式の接着剤で固定します。

P1010427 隙間が均等になるように,別途切り出したプラ板をゲージとし,その間にプラ材を詰め,接着して行きます。
写真は全てのプラ材を貼り終わったところですが,改めてみてみると,厚みが気になったので,接着剤の乾燥後,0.2mmほどの薄さまで削りこみました。
その後,各プラ材のエッジを削り落として,樹脂で成型された感じを出します。

P1010428 様子を見るために,サフを筆塗りしてみました。
Studio_Rossoの渡部氏などは,このようなサフも逐一エアブラシで吹いて確認しているようですが,私は不精して筆でやっつけます。
上村氏だって筆塗りしてますし・・・
兎に角,良い感じに貼れたようなので,この後ペーパーで成形して仕上げます。
あまり精密にしなくても,つや消し黒で塗る箇所なので,それほど目立たないでしょう。

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2009年5月 4日 (月)

開始

今回は,コルベットではないどころか,国産車です。
デリカ スターワゴンの91年式です。

このクルマは,今は廃車となってしまいましたが,私が小学生の頃,父親が新車で購入したもので,以来私の家族の余暇を永きに渡り支えてきたクルマです。
私が運転免許を取ってから初めて運転したクルマでもあり,今考えると,初心者マークをつけたデリカが近くを走っていたら怖くて仕方が無いと思うのですが,当時を懐かしみながら作りたいと思います。

P1010363 資料は,オークションで購入した当時の実車パンフレットと,捨てずに保管しておいた整備手帳,そして,家族それぞれの持つ「記憶」です。

今回,この「記憶」があやふやで(廃車としてから,もう5年ほど経つのです),その上,所有していた個体そのものの写真も殆ど残っていないため,先行きが若干不安です。

P1010362 キットは,既に絶版となった,アオシマの「アーバン4WDシリーズ」のものです。
今でも,「ミニバンシリーズ」へとシリーズ名は変わっていますが,ほぼ同じ構成のものが入手できます。
手元のキットは,デカールが死んでいたのですが,改めてアオシマにミニバンシリーズ付属のデカールを部品請求することができました。

当時物のキットのため,金型の痛みなどもないはずですが,それでも若干のパーティングラインが見られたため,ちまちまと処理します。
ハセガワの「サーフェスナイフ」が大活躍です。

キサゲ作業をするには,デザインナイフの類では刃が薄いため,刃がワーク(作業の対象物)からはじかれてしまう,「ビビリ」現象が出やすく,他方で,彫金用のキサゲは,模型用途には刃が大きすぎるため,細かい作業をしやすい「サーフェスナイフ」は,本当に有り難いのです。

P1010365 ボディ全体の印象は,古い設計のものにしては非常に再現性が高く,モールドもくっきりはっきりしていて,驚きました。
本当に,こんな所までよく再現したな,と驚かされるほどです。
おそらくアオシマのスタッフに,デリカ乗りがいたのではないでしょうか。
デリカへの大きな愛を感じる造形です。

それでも,ドアのプレスラインなどは,ウレタンクリアまで吹いて仕上げることを考えると,もう少しエッジを出した方が良いと思ったので,若干削りこみをして,シャープにしました。

P1010367P1010366_2 また,例によって筋彫りを深くしています。
BMCタガネの0.15ミリを使用しました。
その後,キサゲ作業や筋彫り作業でできてしまった傷を埋めます。
溶きパテを爪楊枝で塗って処理しました。
溶きパテについてですが,私は,タミヤのラッカーパテを,カンペの「ラッカー薄め液」でマヨネーズのような感じに溶いて使用しています。
タミヤセメントの空き瓶に作り置きしていますが,付属の刷毛が使えて便利です。

P1010368 ドアの鍵穴などは,0.8ミリ径のピンバイスで開口しました。
クリア塗装まで終わった後,0.6ミリ径の洋白線を埋め込む予定です。


と,ここまでおよそ3時間程度の作業時間ですが,今回こそ3か月で仕上げたいと思います。
目標は,7月中の完成ですかね。
となると,クリア塗装時のカブリが気になるので,ボディだけ梅雨が来る前に仕上げましょうか。

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2009年4月26日 (日)

完成

P1010339 ボディ前部は,ウィンカーレンズを,リューター旋盤でレンズ状に削りだしたプラモデルの透明ランナーで作り,フロントライトはZモデルのパーツを使用しました。

最後の部品として,自作デカールで作ったロゴを,0.5mm厚のアルミ板に貼り付け,ネームプレートを作りました。

ダイソーのケースにビス止めした後に小物を接着し,タミヤのワックスを塗って磨きこんだら完成です。
今回は,最近購入したロアスのデジカメ撮影スタジオを使用して撮影してみました。
3000円ちょっとと安価なのに,趣味の模型撮影用途には十分使えると思います。
ライティングなど,撮影技術はまだまだ未熟ですけどね。

今回は色々な資料を検討し,特定のレース出場車ではなく,私の中で一般的なSR-2のイメージを再現する方向で制作しました。
このブログで時々載せていた実車写真は,現存するSR-2のもので,コルベットフィーバーのHPから拾ってきた物ですが,改装されていて,当時の実車とは若干違っているようですね。

1/43スケールは,マニアックな(コルベットファンにとっては十分メジャーなのですが)車でもキットが発売されているのが大きな魅力です。
1/24と比べて細かい部品を自分で作る必要があるため,それが精密に仕上がったりしたときの満足感は格別です。
今回は目標としていた3ヶ月を若干オーバーしてしまいましたので,次回は目標期間内に完成に持ち込むことを重視して制作しようと思います。


P1010361

P1010341

P1010346P1010345P1010342   

P1010349

P1010359P1010351 P1010352 P1010355 P1010356 P1010358 

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